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JAL専用飛行機輪行箱が登場! 8月からサービス開始

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JALは、「せとうち観光推進機構」、「S-WORKS(※スペシャライズドの製品ではなく、別の合同会社である)」と共同でJALの受託手荷物専用自転車輸送ボックス「SBCON(エスビーコン)」を開発した。SBCONを使えば、空港に高級スポーツバイクを持ち込んで短時間で簡単に梱包でき、かつ安全に飛行機輪行できる。サービス開始は2018年8月を予定している。

航空会社が専用の飛行機輪行箱をリリースという初の試みを追った。

text:大宅宏幸 photo:長谷川拓司
 

速い! 簡単! 傷つかない!

SBCONは「Smart Bicycle Container」の略で、JALの国内線ツアー商品の受託手荷物用として開発されたものだ。ロードバイクまたはクロスバイクを、前輪を外すだけで1分〜2分ですぐに梱包できる飛行機用輪行箱である。

材質はプラスチックで、強度が高いうえに軽量に仕上がっている。ディスクブレーキやインテグラルシートポスト、ステム一体型ハンドルにも対応する。飛行機の貨物室の形状に合うよう設計され、輸送中に衝撃が加わらない仕組みで、まずもって愛車が傷つくことはないという画期的なものだ。

SBCONは、まずは羽田や福岡など、主要空港から設置していく予定とのこと。自転車を空港に持ち運んであとは箱に梱包するだけだが、空港まで自転車をどのように持ち込むのかなど、動線は検討段階だ。
前輪を外すのみですっぽりとロードバイクが収まるよう設計される
前輪を外すのみですっぽりとロードバイクが収まるよう設計される
取り出しも非常に簡単だ。梱包時間は1〜2分しかかからない
取り出しも非常に簡単だ。梱包時間は1〜2分しかかからない
全てを収納して箱を閉じた状態。箱の作りはしっかりとしている
全てを収納して箱を閉じた状態。箱の作りはしっかりとしている
シューズやヘルメットを収納するスペースも設けられている
シューズやヘルメットを収納するスペースも設けられている
発表会は「JALイノベーションラボ」にて行われた
発表会は「JALイノベーションラボ」にて行われた

サービス開始に向けモニターツアーも開催

本サービスはまだ実証実験の段階であり、まずはモニターツアーを行っていく予定だ(発売は2018年7月2日を予定)。JALによると、輸送料金や定員などは実験を通じ、8月のサービス開始に向けて決めていくとのこと。

 

飛行機輪行の革命なるか!?

料金はいくらなのか、空港内への自転車持ち込みはどのように行うのかなど、まだ未確定の部分は多いが、箱と仕組み自体は画期的なものだ。ツール・ド・おきなわやニセコクラシックなど、レースで遠征をするときの強力な武器になるかどうか、その動向が注目される。今後に期待だ。

 

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